こち亀記念館:両さんの世界へようこそ
2025年3月にオープン予定の「こち亀記念館」は、「こち亀」ファンにとって夢のような施設になりそうです。5階建ての建物内部は、まるで両さんの頭の中を探検しているかのような仕掛けになっているそうです。
各フロアには、漫画やアニメの名シーンを再現したジオラマや、作者・秋本治先生の貴重な原画展示、両さんの珍発明を実際に体験できるコーナーなどが用意される予定です。また、屋上には亀有の街並みを一望できる展望台も設置されるとか。
入館料は高校生以上500円(区民以外700円)、中学生以下100円(区民以外300円)と、比較的リーズナブルな価格設定になっています。
亀有駅前:両さん像に会いに行こう
亀有駅前の両さん像は、2006年に設置されて以来、亀有のランドマークとして多くの人々に親しまれています。両さんの特徴的な髪型や表情が見事に再現された等身大の銅像は、写真スポットとして大人気です。また、駅前広場には両さん以外にも、麗子やマリア、寺井、大原部長などのキャラクター像も設置されています。これらの銅像を巡りながら、「こち亀」の世界観に浸ることができます。
さらに、駅前の商店街には「こち亀」関連のグッズを販売する店舗も多く、お土産探しも楽しめます。
こち亀ゲームぱ~く:アニメの世界を体験
アリオ亀有3階にある「こち亀ゲームぱ~く」は、2016年にオープンした「こち亀」テーマパークです。約330平方メートルの広さを持つ施設内は、派出所ゾーン、下町ゾーン、ゲームゾーンの3つのエリアに分かれています。派出所ゾーンでは、アニメに登場する亀有公園前派出所を忠実に再現。両さんの机に座って記念撮影ができるほか、本物の警察官の制服を着用して写真が撮れるコーナーも。
下町ゾーンでは、亀有の街並みを模したセットの中を歩きながら、「こち亀」の世界観を存分に楽しめます。ゲームゾーンには、「こち亀」オリジナルのアーケードゲームが多数設置されており、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。
マンホール巡り:街中に隠れたこち亀キャラを探そう
亀有の街には、「こち亀」キャラクターがデザインされたマンホールが点在しています。これらのマンホールは、2017年から順次設置が始まり、現在では20種類以上のデザインが存在します。両さんやマリア、中川、麗子など、人気キャラクターが描かれたマンホールを探して街を歩くのは、まるで宝探しのような楽しさがあります。マンホールの位置を示したマップも配布されているので、それを片手に街歩きを楽しむのもおすすめです。
また、これらのマンホールデザインをあしらったグッズも販売されており、ユニークなお土産として人気です。
亀有の下町グルメを堪能
亀有は下町情緒あふれる街で、美味しい飲食店も数多くあります。特に、昔ながらの定食屋や居酒屋は、まるで「こち亀」の世界から飛び出してきたような雰囲気を味わえます。例えば、50年以上の歴史を持つ「つるや食堂」では、ボリューム満点の定食を手頃な価格で楽しめます。
また、「亀有ラーメン」として地元で人気の「青島食堂」では、懐かしい味わいの中華そばを堪能できます。さらに、「こち亀」に登場したことでも有名な「末広」では、名物の天ぷらを味わえます。これらの店舗を巡ることで、漫画の中で両さんたちが楽しんでいたような下町グルメ体験ができるでしょう。
亀有の水辺を散策
亀有には、綾瀬川や小菅水再生センターの「水のテラスおもれわし」など、水辺の散歩スポットもあります。これらの場所は「こち亀」にも度々登場しており、漫画やアニメの世界を追体験できる場所として人気です。
特に「水のテラスおもれわし」は、環境教育の場としても活用されており、両さんが環境問題に取り組むエピソードを思い出しながら散策を楽しめます。
まとめ
2025年の「こち亀記念館」オープンを控え、亀有はますます「こち亀」の聖地としての魅力を増しています。漫画やアニメの世界観を存分に楽しめるスポットが充実しているだけでなく、下町ならではの味わい深い風景や美味しいグルメなど、多彩な魅力にあふれた街です。
「こち亀」ファンはもちろん、東京の下町文化に興味がある方、さらには家族連れの方々にも楽しんでいただける観光スポットとなっています。亀有を訪れて、現実と漫画が交錯する不思議な体験をしてみてはいかがでしょうか。きっと、両さんたちが活躍した街の魅力に、すっかり心を奪われることでしょう。